今日(18日)業界関係者によると、サムスン電子は米テキサス州のオースティン工場に職員と協力メーカーの技術陣を今週から派遣する。現在 韓国内の各事業場の職員と協力企業の職員を対象に、派遣メンバーを募集している。
この技術チームは、オースティン工場を再稼働させるための、ラインのセットアップ作業に投入される予定である。
サムスン電子のオースティン工場は、去る16日午後4時から生産を中止した状態である。
最近の寒波により 米テキサス州の電力会社“オースティン・エナジー”は、地域の大企業たちの工場稼働を中断するよう要請した。現在 サムスン電子、オランダのNXPセミコンダクターズ、ドイツのインフィニオンなどの半導体工場は、稼働を中止している。
サムスン電子が早急に技術陣を募集し オースティン工場に派遣するのは、莫大な被害を防ぐための措置だとみられる。
実際 サムスン電子は、去る2018年3月に韓国のピョンテク(平澤)事業場で30分未満の停電が発生した時、500億ウォン(約47億7700万円)ほどの被害を受け、2019年12月にもファソン(華城)事業場で数十億ウォンの被害を受けている。華城の時には、停電に備えた補助電力装置がすぐさま作動したにもかかわらず、莫大な被害を避けることができなかった。
半導体業界の関係者は「突然の事故ではない、事前連絡による対備策をとっている状況であるため、平澤事業場の事故よりかは、被害規模は大きくない」としながらも「正常な稼働時に比べれば、被害額が発生するものと予想される」と語った。
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