エネルギー市場専門の韓国調査会社・SNEリサーチによると、中国を除く世界で昨年登録されたEV、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)のバッテリー使用量は81.2ギガワット時(GWh)だった。
このうちLGエナジーソリューションのバッテリー使用量は26.8GWhで、全体の33.1%を占めて1位を記録した。
日本のパナソニックが25.6GWh(31.6%)と僅差で2位に、サムスンSDIが10.1%、SKイノベーションが9.7%のシェアで3、4位につけた。
中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は、自国市場を除いた今回の集計では5.3GWhの使用量でシェア6.5%を記録し、5位となった。
2019年にはわずか0.2GWhだったCATLの非中国市場でのバッテリー使用量は、昨年20倍以上成長したことが分かった。シェアも19年の0.4%から昨年は6.5%に上昇した。
SNEリサーチは「これまで中国市場のみに限られていたCATLの地位が、中国以外の地域でも飛躍的に高まっている状況だ」と評価した。
これに先立ち、同社が発表した昨年の中国を含む世界全体のEV向けバッテリー使用量の順位で、CATLはシェア24.0%(34.3GWh)で4年連続1位を記録した。
LGエナジーソリューションは23.5%で2位、サムスンSDIは5.8%、SKイノベーションは5.4%でそれぞれ5、6位だった。
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