昨年10月にソウルで開催されたバッテリー展示会「インターバッテリー2020」で各社が新技術を公開した(資料写真)=(聯合ニュース)
昨年10月にソウルで開催されたバッテリー展示会「インターバッテリー2020」で各社が新技術を公開した(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】中国市場を除いた世界の電気自動車(EV)向けバッテリー(電池)の昨年の使用量は、韓国のLGエナジーソリューションが1位だったことが17日、分かった。

 エネルギー市場専門の韓国調査会社・SNEリサーチによると、中国を除く世界で昨年登録されたEV、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)のバッテリー使用量は81.2ギガワット時(GWh)だった。

 このうちLGエナジーソリューションのバッテリー使用量は26.8GWhで、全体の33.1%を占めて1位を記録した。

 日本のパナソニックが25.6GWh(31.6%)と僅差で2位に、サムスンSDIが10.1%、SKイノベーションが9.7%のシェアで3、4位につけた。

 中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は、自国市場を除いた今回の集計では5.3GWhの使用量でシェア6.5%を記録し、5位となった。

 2019年にはわずか0.2GWhだったCATLの非中国市場でのバッテリー使用量は、昨年20倍以上成長したことが分かった。シェアも19年の0.4%から昨年は6.5%に上昇した。

 SNEリサーチは「これまで中国市場のみに限られていたCATLの地位が、中国以外の地域でも飛躍的に高まっている状況だ」と評価した。

 これに先立ち、同社が発表した昨年の中国を含む世界全体のEV向けバッテリー使用量の順位で、CATLはシェア24.0%(34.3GWh)で4年連続1位を記録した。

 LGエナジーソリューションは23.5%で2位、サムスンSDIは5.8%、SKイノベーションは5.4%でそれぞれ5、6位だった。


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