米ルイジアナ州立大学・健康科学研究所の研究チームは14日(現地時間)「米国全域で発生した7件の変異株の事例が報告され、その全ては 遺伝子の同じ地点で変異している。明確に変異が起こっているようだ」として、研究結果を発表した。
今回の変異株の感染力が、以前のものより強いかについては、まだはっきりしていない。だた、進化学的観点からその可能性は高いというのが、この研究チームの観測である。
遺伝子塩基配列の分析がウイルス検査サンプルの1%を対象になされただけで、新たな変異株が米国内にどれほど拡散しているのか、またどこで初めて発生したのかについても、この研究チームは答えを出せていない。
米CDC(米国疾病予防管理センター)よると、現在世界的に拡散している主要変異株は、英国発(B.1.1.7)、南アフリカ発2種(B.1.351、B1.1.7)、ブラジル発(P1)で、米国でもそれぞれ1173件、17件、3件の感染事例が発生している。しかし、これらとは異なる米国自体の変異株が確認されたのは、今回が初めてである。
国際統計ウェブサイト“Worldometer”によると、米国の新型コロナの累積患者数は前日基準で2826万1470人、累積死者数は49万7174人となっている。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 96