出生数は2015年12月以降、60か月連続で前年同月比減少している。20年1~11月の出生数は前年同期比9.8%減の25万3787人で、20年の年間出生数は初めて30万人を下回ったとみられる。
年間出生数は2002年から15年にわたり40万人台を維持していたが、17年以降は30万人台が続いていた。
一方、20年11月の死亡数は前年同月比1.0%増の2万5669人で、1~11月の累計では前年同期比3.7%増の27万8186人となった。
出生数から死亡数を引いた人口の自然増減は13か月にわたりマイナスが続いている。11月には5584人の自然減となり、減少幅は単月として最も大きくなった。1~11月の累計では2万4399人減で、昨年は年間で初めて人口が自然減少したようだ。
統計庁は、出産年齢層の30代女性人口が減っていることなどから出生数が減少を続けている一方、65歳以上の高齢人口の増加により死亡数は増加傾向にあるとし、「人口の自然減少の進行ペースが速まっている」と説明した。
20年11月の婚姻件数は前年同月比11.3%減の1万8177件と、11月としては1981年の統計開始以来で最も少なくなった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた結婚式の延期も影響したと分析される。
同月の離婚件数は3.5%減の8876件だった。
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