2022年北京冬季オリンピックも新型コロナの影響で「不安視」、中国側は「東京五輪の先行きを注視」

2022年北京冬季オリンピック組織委員会が、ことし夏に予定されている東京オリンピックの影響を注視していると27日、朝日新聞が報じた。

　この報道は、北京発の記事として組織委員会の関係者の言葉を引用し「新型コロナウイルスの影響により大会開催が不安なのは、東京と北京はどちらも同じ」と伝えた。

　東京オリンピックは当初2020年7～8月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により、ことしに1年延期された。しかし、国内外では新型コロナウイルス感染拡大の勢いに歯止めがかからず、ワクチン接種現況もまた国別に差が大きいことなどを理由に「ことしも正常な大会開催は不可能だろう」との見方も少なくない。

　これと関連し、北京冬季オリンピック組織委の関係者は「万が一、東京オリンピックが中止または再延期になれば、他の国々から北京冬季オリンピック開催についても改めて議論することを求められる可能性がある」として、冬季五輪の正常開催を懸念していると報じられた。