世界最速で「ワクチン接種中」のイスラエル…なぜロックダウン延長に?(画像提供:wowkorea)
世界最速で「ワクチン接種中」のイスラエル…なぜロックダウン延長に?(画像提供:wowkorea)
世界中で人口比上最も速いコロナワクチンの接種率を記録しているイスラエルが、大きな悩みを抱えている。人口の約25%がワクチンを接種したが、再びコロナ感染者が増えているためだ。

23日、現地メディアなどによると、イスラエル政府は、今月末までロックダウン措置を延長することにした。延長は最近の感染者の急増によるものである。

延長の背景には、ロックダウン措置を通じてワクチンの効果を迅速に引き上げるという意図もある。

しかし、イスラエルの現在のコロナの感染状況が望ましくないことは事実である。国際統計サイトであるワールドオーメーターによると、イスラエルの1日のコロナ新規感染者数は、今月17日に約5000人に迫り、22日の時点では1万人を超えた。

今月の死者はすでに720人を記録し、累積感染者は58万2869人、累積死亡者は4245人にのぼる。

もちろん、このような状況だけを見て、ワクチンの効果がないと結論を出すことはできない。

また、イスラエルはすでにワクチンの効果が出ているという報道もある。先立ってイスラエルの保健機関は18日、ワクチンを接種した60歳以上の国民のコロナ陽性率が明らかに低くなったと発表した。

それでも感染者数が増加した原因は、現時点では変異ウイルスが最も有力だという指摘が出ている。英国発の変異ウイルスは、既存のコロナウイルスより最大で70%も感染力が強いという特徴を持っている。

フィナンシャルタイムズ(FT)によると、イスラエルの新規感染者の40%がイギリスからのB117変異ウイルスの感染患者であった。イスラエル政府は、3月になれば、新規感染者のほとんどが変異ウイルス感染者になるだろうと予想した。
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