朝鮮労働党機関紙“労働新聞”と朝鮮中央通信などの官営メディアはこの日、バイデン大統領就任に関する言及を全くしなかった。
北朝鮮は、バイデン大統領の就任の知らせはもちろん、米大統領選にバイデン大統領が当選したという事実も、2か月以上 伝えていない状態である。
今月初めに開かれた党大会で「強対強、善対善」という対米原則を明らかにし、米国の反応を待っている北朝鮮は、バイデン大統領が北朝鮮に対する立場を全く明らかにしなかったことから、沈黙は続くものとみられる。
バイデン大統領は20日(現地時間)就任の辞で「同盟を復旧させ、再び世界に関与する」とし、「同盟強化」を対外政策の基調として明らかにした。しかし 北朝鮮に関する言及はなかった。
一方 北朝鮮メディアは、この日も党大会の決定貫徹を督励する社説記事と、全国各地で開かれている軍民連合大会の知らせを伝え、内部結束に集中した。
北朝鮮は、米国から北朝鮮へのシグナルが来ない以上、当分の間 党大会での決定の貫徹など内部事案に集中し、バイデン政権への探索戦を続けるものとみられる。
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