朴映宣、中小ベンチャー企業部長官(画像提供:wowkorea)
朴映宣、中小ベンチャー企業部長官(画像提供:wowkorea)
キム・ドンヨン(金東兗)元経済副首相の選出説まで出るなど、なかなか進まなかった韓国与党内でのソウル市長候補の出馬が今週分水嶺を迎える。パク・ヨンソン(朴映宣)中小ベンチャー企業部長官が最近、4・7ソウル市長補欠選挙に出馬する決心を固め、与党関係者と本格的な接触に乗り出したことが17日、確認された。朴長官は早ければ今週中に出馬を宣言するものと見られる。

複数の共に民主党関係者によると、朴長官は最近、ソウル地域の議員が2~3人出席する小規模会合を相次いで開き、ソウル市長出馬の意思を表明した。朴長官はこの席で、ソウル市長出馬の決心と共に宣言が遅れた事情などを説明したという。特に、コロナ19事態で小商工人の困難が増している状況で、主務省庁の長官として決断を下さなければならない負担を説明したという。

朴長官は早ければ今週、遅くとも今月末の追加内閣改造とあいまって出馬を宣言する見通しだ。 朴長官は当初15~16日ごろ、公式に出馬意思を明らかにしようとしたが、小商工人の支援金支給など、中小ベンチャー企業部の日程により、これを延期したという。

朴長官が出馬すれば、共に民主党は先に出馬を宣言したウ・サンホ(禹相虎)議員と朴長官の2者対決で、党内選挙に向けたレースを始めることになる。

パク・ジュミン(朴柱民)共に民主党議員は、長考の末に不出馬の見込みで、このような事情のために一部では金東兗元経済副首相選出説まで出ている。

‘寂しくて孤独だ’という禹議員はこの日も朴長官に対し、早く出馬を決断するよう求めた。党指導部にも党内選挙の日程を早く確定してほしいと不満を示した。

ソウル市長候補が10人に達する野党とは異なり、与党である共に民主党では、禹議員1人だけの非常に異例の‘沈滞’状況であるためだ。禹議員はこの日「出馬する、しないという記事だけで1か月半以上続いたことは、あまり望ましい状況ではない」とし「朴長官が(出馬を)決心したなら、早期に出馬の意思を明らかにしてほしい」と述べた。

候補が10人に達する野党を見守る共に民主党内部も焦りが大きくなっている。アン・チョルス(安哲秀)国民の党代表がソウル市長候補間の仮想対決で1位を占める世論調査が出たことに加え、ナ・ギョンウォン(羅卿瑗)元未来統合党(現:国民の力)議員が最近、芸能番組に出演し、好感度を高めるなどして野党候補たちが忙しく動いているためだ。

一方、共に民主党は禹議員が「私1人、10対1で戦っている」と吐露するほど、雰囲気は静かだ。

禹議員は、共に民主党や国民の力の新しい人物による党内選挙の興行は既に終わったと見ている。ただし、候補さえ確定すれば、共に民主党の予備選挙はさらにうまく興行するだろうという自信も示した。

禹議員は「新しい人物を迎え入れ、予備選挙を『ブームアップ』するのは我々だけでなく、国民の力も失敗した」とし「朴映宣と禹相虎の予備選挙が実現すれば非常に面白いだろう」と予想した。

また、「むしろ『呉世勲対羅卿瑗』の予備選挙はもっと拍子抜けした予備選挙になるだろう」とし「我々、共に民主党の予備選挙が興行になっていないのは、まだ候補が確定していないためであり、実際に進行すれば共に民主党予備選挙の興行はもっとうまくいくと思う」と強調した。

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