パウンドIOC最長寿委員「東京オリンピックの開催、断言できない」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
パウンドIOC最長寿委員「東京オリンピックの開催、断言できない」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
国際オリンピック委員会(IOC)最長寿委員であるディック・パウンド(79・カナダ)が、今年の東京オリンピックの開催を断言することはできないと警告した。

8日(韓国時間)、BBCなどによると、パウンド委員は東京オリンピックの開催について「何も確信できない」とし「新型コロナウイルス感染症の拡散は、部屋の中の象」と述べた。

「部屋の中の象」とは、誰もが間違っていることを知りながら、先にその話を切り出した場合、それが起こる危険を恐れて誰も先に話をしないことを意味する。すでに1年延期された東京オリンピックが、最悪の場合、再び取り消される可能性があるということを言及したのだ。

パウンド委員は現役IOC委員の中で最も長く在職した人物であり、IOC内でも影響力が高いと評価される。水泳選手出身の彼は、1978年から現在までIOC委員として活動している。

パウンド委員は「運動選手が優先的にワクチン接種対象となるよう、リストに載せなければならない」とし「日本も自国に入る選手たちがワクチンを接種したかどうかを確認しなければならない」と述べた。

続いて彼は「選手たちは重要なロールモデル」とし「彼らのワクチン接種は、個人の健康だけでなく、地域社会の連帯と配慮に対する強いメッセージを伝えることができる」と強調した。

一方、日本でも新型コロナウイルスの感染拡大がなかなか収まらず、懸念の声が高まっている。

菅義偉首相は前日(7日)、東京都など首都圏4地域に1か月間の緊急事態宣言を出した。これは昨年4月以降2度目の措置である。

昨年夏に開催予定だった東京オリンピックは、新型コロナウイルスパンデミックのため、今年7月23日開幕とし1年延期したが、現在も状況を楽観できない。

東京では7日、1日の新規感染者が2447人発生するなど、オリンピックの正常開催に対する懸念の声が高まっている。

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