1.0まで減少したコロナ再生産指数…変数は「変異ウイルス」=韓国(画像提供:wowkorea)
1.0まで減少したコロナ再生産指数…変数は「変異ウイルス」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国においてコロナ対策警戒レべル2.5の効果が徐々に数値でも確認されている。5日、中央防疫対策本部によると、韓国内のコロナ感染再生産指数が昨年10月中旬以降、初めて1.0水準まで下がってきた。

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感染再生産指数は、感染者1人が何人までウイルスを感染させうるかを示す指標である。通常、感染再生産指数が1以下の場合、社会的流行のリスクが低いと評価し、1以上の場合は危険度が高いものとみなす。

さまざまなリスクを表す数値も緩やかに下降傾向をみせている。一時28%を超えていた感染経路不明の割合も、最近2週間で26%まで減少した。

前日0時基準で、首都圏の病床待機人数も0人となった。

年末には病床が足りない状況だったが、政府は集中治療病床を追加で確保し、現在168の待機病床がある状況である。

最も基本的な数値である感染者数も緩やかな減少傾向を見せている。昨年12月13日〜19日の1日の平均感染者数は975.9人で、12月20日〜26日には1048.3人まで上昇した。

しかし、12月27日〜2021年1月2日には、この数値が956人まで下がるなど、緩やかに減少している。また、最近感染者の増加は、ソウル東部拘置所の集団感染などの特殊な側面があり、日常感染はこれよりも減少している。


今後、伝染力が高い変異ウイルスの感染が拡大するかどうかが最大の変数となる。年末連休中の変異ウイルス感染者は英国発の4人、南アフリカ発の1人と確認され、国内の変異ウイルス感染者は計10人に増えた。

最近、コロナ対策を強化しても感染者が減らずに停滞している理由も、この変異ウイルスの影響があるという指摘も出ている。

キム・ウジュ九老病院感染内科教授も「変異ウイルスがすでに広がっている可能性もある」とし「感染力が速くなったため防疫システムもそれに合わせて変化しなければならない」と強調した。
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