ソウルの農産物卸売市場(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウルの農産物卸売市場(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が31日発表した消費者物価動向によると、2020年の消費者物価指数は前年比0.5%上昇した。上昇率は統計を取り始めた1965年以降、初めて2年連続で0%台となった。2019年は0.4%だった。新型コロナウイルス流行の影響で原油安となり石油類の価格が下落し、コロナ防疫対策の影響で外食やレジャーなど個人サービスの価格上昇幅が限られた。 20年のサービス物価指数は前年比0.3%の上昇にとどまった。このうち個人サービスの上昇率は1.2%と、12年(1.1%)以来の低水準を記録した。公共サービスは新型コロナ関連の政策支援や教育分野の公共支援が影響し、1.9%下落した。 商品の物価は前年比0.9%上昇した。このうち農畜水産物が6.7%上がった。工業製品は0.2%、電気・水道・ガスは1.4%、それぞれ下落した。 変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価の上昇率は前年比0.7%で、1999年(0.3%)以来の低水準となった。 一方、2020年12月の消費者物価指数は前年同月比0.5%上昇し、3カ月連続で0%台を記録した。 月別の消費物価上昇率は6月に0.0%、7月に0.3%、8月に0.7%、9月に1.0%と拡大したが、10月には政府の携帯電話料金支援策が影響して0.1%に鈍化し、11月は0.6%となっていた。
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