女子カーリング“チームキム”の訓練費横領容疑の元カーリング連盟副会長に実刑判決＝韓国

2018年平昌冬季オリンピック（五輪）で銀メダルを獲得した韓国女子カーリング代表“チームキム”の後援金を横領した容疑で起訴されたキム・ギョンドゥ元大韓カーリング競技連盟副会長に懲役1年の実刑が下された。

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　キム元副会長の婿であるチャン・バンソク元カーリング国家代表チームミックスダブル監督には懲役1年、執行猶予2年が言い渡された。

　テグ（大邱）地裁は18日、業務上横領などの容疑を持たれているキム元副会長とチャン元監督に対する判決公判で、キム元副会長に懲役1年、チャン元監督に懲役1年、執行猶予2年をそれぞれ言い渡した。

　先立って、検察は用途が決まっている慶北体育会への支援金と民間企業の後援金をウィソン（義城）カーリングセンターの運営費などに使用した疑いと、選手らに与える賞金と後援金を横取りした疑いでキム元副会長とチャン元監督を起訴した。

　検察はキム元副会長に懲役1年、チャン元監督には懲役2年をそれぞれ求刑していた。

　裁判所は「用途が決まっていて、厳しく管理すべき国家補助金を横領した点、選手たちの訓練費を義城カーリングセンターの運営費に転用した点、被害が回復した点などを総合した」とし、量刑の理由を明らかにした。

　なお裁判所は、キム元副会長の防御権や控訴審準備を考慮し、法廷拘束はしなかった。