2018年4月 韓国板門店での金与正 朝鮮労働党第1副部長と康京和 韓国外相(画像提供:wowkorea)
2018年4月 韓国板門店での金与正 朝鮮労働党第1副部長と康京和 韓国外相(画像提供:wowkorea)
北朝鮮から韓国に亡命した韓国保守系野党“国民の力”のテ・ヨンホ(太永浩)議員は今日(9日)、「北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長が韓国国会の立法権につづいて、今度は青瓦台(韓国大統領府)の人事権にまで介入している」とし「このことは南北問題全般にわたって、キム第1副部長を通したキム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮国務委員長の計算された戦術のようだ」と判断した。

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テ議員はこの日自身のフェイスブックに「金与正の要求通り“対北ビラ禁止法”が(韓国国会で)通過した」とし「今度は外相が交代する場合、金与正の要求による措置だとうつる可能性がある」と憂慮した。

キム第1副部長はきのう(8日)談話を通じて「南朝鮮(韓国)の外相 カン・ギョンファ(康京和)が中東巡訪中に、我々の非常防疫措置について身の程知らずの批評し吐いた言葉を、報道を通して具体的に聞いた」とし「前後の計算もなく妄言を吐くところをみると、凍り付いた北南(南北)関係に より一層 冷たい風が吹くことを願っているようだ」として、カン外相を非難した。

キム第1副部長が問題視したカン外相の発言は、去る5日 バーレーンで開かれた中東地域の安保対話“マナマ対話”で語られたものである。

当時 カン外相は「北朝鮮が、我々の新型コロナウイルス感染症への対応支援に反応を示さない」とし「この挑戦(新型コロナ)が、北朝鮮を一層 北朝鮮らしくさせている」と語った。また「北朝鮮は感染者がいないとしながらも、新型コロナの統制に集中しているのは少し異常な状況だ」と語った。

テ議員は、このようなキム第1副部長の談話について「内容があまりにも簡単で直接的だ」とし、その脈絡から「『南北対話の再開を望むなら、カン外相を交代させよ』というメッセージのように聞こえる」と解釈した。

つづけて「国会で対北ビラ散布禁止法が通過したが、これから“青瓦台内部の人事時間表”にしたがってカン外相を交代させる場合、まるでわが政府が金与正の要求によって外相を交代させるようにみられるようで残念だ」と指摘した。

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