米 早期警戒機 二日連続で韓国上空を飛行…対北朝鮮監視の格上げ=韓国(画像提供:wowkorea)
米 早期警戒機 二日連続で韓国上空を飛行…対北朝鮮監視の格上げ=韓国(画像提供:wowkorea)
米国の早期警戒統制機が二日連続出撃し、地上監視偵察機数台が相次いで韓国上空に同時展開された。

米政府の交代を控え、北朝鮮の挑発の可能性が提起されており、米軍が朝鮮半島の軍事態勢を一層格上げしたものと解釈される。

8日、航空機追跡サイト‘ノーコールサイン’(No callsign)などによると、米軍E-3B空中早期警戒機(セントリー)は、前日に続き二日連続で韓国上空で探知された。

沖縄の嘉手納空軍基地から出撃したE-3Bは、この日午前8時頃、西海上空まで上がり、首都圏一帯で任務を遂行した。

E-3Bが二日連続出動したのは異例のことである。前日は午前にE-3Bが朝鮮半島南側全域で作戦を遂行したのに続き、夜遅くE-8C地上監視偵察機(ジョイントスターズ)まで出撃し、チョルラド(全羅道)から黄海と首都圏一帯を飛行した。E-3BとE-8Cが同じ日に展開されたことも異例のことと評価される。

E-8Cジョイントスターズはボーイング707を改造した米軍の戦略資産として米陸軍と空軍が共同で開発した早期警戒統制機であり、地上監視と戦場管理任務を担っている。

約250km以上離れたところまで検出が可能であり、地上、空中、海上のターゲットを監視できるという。車両の形状、偽装幕に隠された武器まで把握でき、捉えた座標をリアルタイムで送信し、最短時間打撃を支援する。特に地上のターゲット約600個以上を同時に追跡および監視することができ、北朝鮮軍の海岸砲、長射程砲坑道陣地、戦車部隊の状況などの情報を収集する役割を担う。

また、現存の最も優れた空中戦闘指揮統制航空機とされるE-3Bセントリーは全天候偵察監視と指揮統制、通信能力を誇り、「空の目」と呼ばれる。

E-3Bのほかに、在韓米軍の主力偵察機RC-12X(ガードレール)2機とEO-5C(クレイジーホーク)1機のほか、A-10(サンダーボルト2)対戦車攻撃機3機もこの日同時に展開された。

これらの米軍戦略資産の相次ぐ展開は、米国国内で過去の前例を理由に政権交代の時期を狙った北朝鮮の武力挑発の可能性が提起されている状況が反映された結果と分析される。

米国務省のナンバー2にあたるスティーブン・ビーガン副長官対北朝鮮特別代表が、来年1月20日のバイデン政権発足を控えて、この日、韓国を訪問することも軌を一にするものと思われる。北朝鮮の挑発抑制を対北政策の最大の功績として掲げたように、トランプ政権任期内の北朝鮮の挑発を防ぎ、朝鮮半島の状況を安定的に管理するための次元と解釈される。


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