韓国ソウルに設置された“平和の少女像”(画像提供:wowkorea)
韓国ソウルに設置された“平和の少女像”(画像提供:wowkorea)
日本政府は今日(2日)、ドイツのベルリン市に設置されている“平和の少女像(慰安婦像)”の永久設置が推進されていることについて「極めて残念だ」として、不満を表した。

時事通信によると、加藤勝信官房長官はこの日の定例会見で、ベルリン市のミッテ区議会が少女像の永久設置のための決議案を採択したことについて「わが国の立場、また これまでの取り組みと相いれないことだ」と語った。

加藤官房長官は「(少女像問題に対する)日本政府の立場を現地関係者に説明する方針だ」とし「像の速やかな撤去を要求していく」と語った。

ベルリンのミッテ区では去る9月、韓国系団体“コリア協議会”の主導で、元慰安婦を象徴する“平和の少女像”が設置された。ドイツにこのような少女像が設置されたのは、今回が3回目である。

日本政府は この少女像の設置直後から、ドイツ政府とベルリン市当局を相手に撤去の圧力を加えてきたことにより、ミッテ区庁側は コリア協議会が少女像と共に日本による過去の慰安婦強制動員の事実を説明する碑文を設置しながらも、それを当局にあらかじめ知らせなかったという理由から、10月7日 その設置許可を取り消し、少女像の撤去を命令していた。

しかし コリア協議会は、このようなミッテ区庁の措置が「不当だ」として、管轄の裁判所に効力停止の仮処分申請をし、現地の他の市民団体たちもミッテ区の少女像撤去命令に反発したことから、その撤去が猶予されてきた状況である。

このような中 ミッテ区議会は、1日(現地時間)に開かれた全体会議で、少女像設置の1年の期限をなくし、事実上 “永久設置”が可能となるようにする内容の決議案を賛成多数で可決処理した。

ミッテ区議会の決議案は、それ自体としては法的拘束力はないが、日本メディアはこれをきっかけに「ミッテ区もまた少女像の永久設置へと転じる可能性がある」と報道した。

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