ロッテマート、盲導犬拒否騒動を謝罪「再発防止を約束」=韓国(画像提供:wowkorea)
ロッテマート、盲導犬拒否騒動を謝罪「再発防止を約束」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のロッテマートがチャムシル(蚕室)店で起きた訓練を受けている盲導犬の入店拒否騒動に対して公式謝罪した。

 ロッテマートは30日に発表した謝罪文を通じて、「蚕室店を来訪したパピーウォーカー(盲導犬候補の子犬を家族の一員として迎えるボランティア)と同伴顧客に対する対応過程で飼い主さんの対場に配慮できなかった点を認める」と謝罪した。

 去る29日、Aさんは自身のInstagramにロッテマート蚕室店のマネジャーと思われる人物が訓練を受けている盲導犬の入店を防いだだけでは足りず、ボランティアに大声を出したという内容の書き込みと写真を投稿し、ネットユーザーらの怒りを買った。

 Aさんによるとこの盲導犬を見たロッテマートの関係者はいきなり「障害者でもないのに子犬を連れてきてどうするんだ」と声を荒げた。Aさんは「子犬を連れてきたおばさんは泣いた」とし、「入口で出入りを承認したが、途中で問題が生じた場合、丁寧に案内しなければならないのではないか」と記した。

 Aさんが投稿した写真にはレトリバー犬種の子犬はサムスン(三星)火災盲導犬学校から提供された「盲導犬勉強中です」と書かれたとチョッキを着ていた。生後7週から1年の間、一般家庭に委託されて社会化教育を受ける、すなわち“パピーウォーキング”中の盲導犬だったのだ。

 障害者福祉法第40条によると、補助犬の印を貼られた障害者補助犬を伴った障害者が公共交通機関を利用したり、多くの人が集まる場所などに出入りしようとするときは、正当な事由なく拒んではならない。

 訓練中との表示を付けた場合も同法が適用される。2012年から法が改正され、正当な理由なく断った場合、300万ウォン(約28万円)以下の罰金が科せられる。

 現在、ロッテマートのInstagramアカウントには数百件の抗議文が寄せられている。ネットユーザーらは、「盲導犬の拒否も恥ずかしいのに、ボランティアに声を高めるなんて」、「該当職員が直接被害者に謝罪し、盲導犬教育を受けなさい」、「公開謝罪しなければ不買運動をする」などの書き込みを残した。

 これを受けてロッテマートは公式Instagramを通じて「蚕室店を来訪したパピーウォーカーと同伴顧客に対する対応過程で飼い主さんの対場に配慮できなかった点を認める」と深く謝罪。続けて「これを機に障害者盲導犬だけでなく、パピーウォーカーに対する指針及び現場での認識を明確にし、同一事例が発生しないよう積極的に対処していく」と約束した。


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