北朝鮮の対外宣伝メディア“メアリ(こだま)”は29日、“朝鮮記録科学映画撮影所で創作活動が活発”という記事を載せ「朝鮮記録科学映画撮影所の創作家たちは、活発な創作活動による80日戦闘目標を成果的に達成した」として、今回制作された映画を紹介した。
このメディアが紹介した映画は計7編である。このうち記録映画は、故キム・イルソン(金日成)主席と故キム・ジョンイル(金正日)総書記の思想をテーマにした「社会主義の我が家」と「崇高な意味の込められた大学生の学生服」の2編である。あとの5編は、国の科学技術と経済発展、人民生活向上に役立つ科学映画であった。
科学映画のうち3編は「水酸化カリウムによる石鹸生産」、「ニンニクと健康」、「口内衛生と歯科衛生用品」であるが、これらは住民の保健・衛生の重要性が強調された映画とみられる。
新型コロナの全世界的拡散以降、北朝鮮当局が住民の健康に対して 格別に神経を使っている中、このような基調が映画制作にも影響を与えているようである。特に「石鹸生産」は、新型コロナの感染を防ぐために「手洗いを生活化するよう」促している、北朝鮮当局の指示を連想させるものである。
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