王氏は24日からの日本訪問を終えて25日夕に韓国入りし、27日まで滞在する。
文大統領が王氏を青瓦台に迎えるのは昨年12月以来、約1年ぶり。
習主席の訪韓について、韓中は新型コロナウイルスの状況が落ち着き次第、早期に実現する方針で一致しており、中国は年内訪問を目指している。文大統領は王氏と、習主席の訪韓を機にした韓中日首脳会談の開催に向けても意見を交わすとみられる。だが、韓国で新型コロナウイルス感染が再拡大しており、現時点で実現は見通せない。
また、来年1月のバイデン米政権の発足を控え、王氏が米中間の懸案に関する中国の立場を文大統領に説明する可能性がある。この先も米中対立が続くと予想される中、バイデン次期政権は同盟国との関係を強化する構えだ。
一方の中国は韓国に対し、新型コロナウイルス対応と経済面での協力の重要性を強調している。今回の王氏の韓日訪問自体が、米新政権をにらんだ動きともいえる。
文大統領と王氏は朝鮮半島の状況についても認識を共有し、朝鮮半島の非核化と平和体制構築に向けた方策を話し合う見通しだ。
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