感染者が相次ぎ、閉鎖されたソウル市庁舎の本館=20日、ソウル(聯合ニュース)
感染者が相次ぎ、閉鎖されたソウル市庁舎の本館=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市で新型コロナウイルスの感染者が増加している。市内の各地で感染が連鎖する中、ソウル市庁舎では幹部の感染が確認され、学習塾などが集まる鷺梁津では大規模な集団感染が発生した。◇20日午前0時から午後6時までの新規感染者が140人 ソウル市は20日、この日午前0時から午後6時までに、市内で新たに140人の新型コロナ感染者が確認されたと発表した。累計では7367人になった。18日に7000人を超えてから2日で7400人に近づいた。 1日の新規感染者数は10日前の10日には45人程度だったが、その後、53人、74人、69人、85人、80人、90人、92人、109人、132人と増加した。 この日は午後6時までに少なくとも140人の感染が確認された。1日の新規感染者数はこれまで8月26日に記録した154人が最多だったが、近日中に更新する可能性がある。 1日の新規感染者数が200人を超えるとの見方も出ている。感染者が増えたことで接触者など検査対象者が急増し、1日の検査件数も19日には7730人を記録した。 鷺梁津にある大規模な予備校の受講生2人の感染が18~19日に確認され、別の受講生や職員などが追加で陽性判定を受け、20日午後2時までに関連感染者が32人確認された。 また、ソウルの防疫のコントロールタワーであるソウル市庁内でも感染者が相次ぎ、20日午後に本館が閉鎖された。  ソウル市災難(災害)安全対策本部のパク・ユミ防疫統制官は会見で、「状況が深刻化していて鋭意注視している」とし、「これまでになかった感染症管理における大きな変曲点と考える」と述べた。また今後について、「(感染者が)突然減る様相ではなく、増加するだろう」と見通しを示した。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40