国会議員141人、セウォル号朴大統領の記録物資料提出要求案を発議=韓国(画像提供:wowkorea)
国会議員141人、セウォル号朴大統領の記録物資料提出要求案を発議=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の共に民主党、正義党、開かれた民主党など、国会議員141人が‘セウォル号惨事真相究明のための大統領記録物資料提出要求案’を10日に発議した。野党を説得して年内に処理することを目標にしている。

イ・ナギョン(李洛淵)党代表をはじめ、共に民主党議員130人が共同発議に参加した。この他、正義党議員6人と開かれた民主党議員3人、無所属議員2人も参加した。

コ・ヨンイン(高永寅)共に民主党議員はこの日、国会で記者会見を開き、「セウォル号惨事の真相究明の最後のブラックボックスはパク・クネ(朴槿惠)元大統領時代、大統領府で生産・接収した大統領記録物」とし、発議の趣旨を明らかにした。

提出要求範囲はセウォル号惨事当日から朴元大統領罷免前まで大統領府秘書室・警護室・国家安保室が生産・接収した文書全般だ。

高議員は「朴元大統領が、セウォル号事件をいつ聞いて、全員救助されたというニュースはどのように認知したかなどを皮切りに、全般的に調べる」とし「セウォル号特別捜査委員会活動を妨害した部分を究明するのにも焦点を合わせる」と述べた。

大統領記録物は15年間閲覧・写本製作が禁止されるが、国会在籍議員3分の2以上(300人中200人)の同意を得るか、管轄高等裁判所長が令状を発行する場合に限り閲覧できる。国民の力の議席(103議席)を除くすべての議員が同意しても、依然として野党の同意が必要だ。

これに対して発議した議員たちは、野党である国民の力の参加を強く求めた。高議員は「国民の力から党論水準に参加しなければならない」とし「我々は国民の力指導部と対話をする予定であり、セウォル号の事故被害者の家族たちもキム・ジョンイン(金鍾仁)非常対策委員長に近いうちに会う予定」と述べた。

これに先立ち、検察・セウォル号捜査団は捜査目的で記録物を閲覧したが、セウォル号惨事を調査中の社会的惨事調査委員会の公開および再閲覧要求は受け入れられなかった。国会で大統領記録物の資料提出要求案が提出されたのは、2013年の第2回南北首脳会談対話録の公開要請以来2度目だ。

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