バイデン民主党候補の大統領当選により、中国指導部は緊張に包まれているものとみられる(画像提供:wowkorea)
バイデン民主党候補の大統領当選により、中国指導部は緊張に包まれているものとみられる(画像提供:wowkorea)
ジョー・バイデン民主党候補が次期米国大統領として当選したことにより、中国指導部は緊張に包まれているものとみられる。

中国指導部は内心、ドナルド・トランプ大統領の当選を願っていた。トランプ大統領は「お金」さえあげれば、全てのことが解決されたからである。

しかし バイデン氏は違う。バイデン氏は、お金のことだけを要求するトランプ大統領とは違い、対中問題を戦略的にアプローチする可能性が高い。

長い間 上院の外交委員長を務めてきたバイデン氏は、外交に一見識をもっているという評価を受けている。バイデン当選者は、可能な限り全ての同盟を引き入れて、中国を包囲する方法で、中国を最大限 圧迫するということである。

これまで中国は、トランプ大統領のおかげで多くの利益を得てきた。“米国優先主義”のおかげで、中国が国際社会において活動するスペースを拡げることができ、また “対中関税攻撃”の強化により、中国の内部結束をなすことができた。加えて トランプ行政府が“人権を軽視”することにより、中国の人権問題への改善要求をかわすことができたためである。

しかし バイデン氏は新政府の立ち上げと共に、EUとの関係を元通りにし、アジアの同盟国とも関係を正常化し、中国を包囲するものとみられる。

特に バイデン氏は、最も敏感な人権問題を本格的に掲げるとみられる。共和党より民主党のほうが、「人権」への“感受性”が豊かである。「民主」と「人権」は、中国指導部にとって最も気まずい部分でもある。

バイデン氏は、人権と民主主義の価値を共有する西欧世界と連携し、中国を包囲した後、中国に人権改善を要求する可能性が高い。これは 中国にとって最悪のシナリオとなる。中国は米中覇権戦争時代に入って、初めてきちんとした「リーダー」と会うということである。

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