世界最大の児童性搾取物サイト「W2V」運営者に逮捕状申請=韓国(画像提供:wowkorea)
世界最大の児童性搾取物サイト「W2V」運営者に逮捕状申請=韓国(画像提供:wowkorea)
世界最大の児童性搾取物サイト「ウェルカム・トゥー・ビデオ(W2V)」の運営者ソン・ジョンウ容疑者に韓国検察が拘束令状(逮捕状)を申請した。

 警察庁サイバー捜査課は去る4日、犯罪収益の隠匿規制法違反などの容疑で「W2V」の運営者ソン某容疑者(25)に対する拘束令状を申請したと6日、明らかにした。

 ソウル中央地検の女性・児童犯罪捜査部はこれを受け、ソウル中央地裁に拘束令状を申請。ソン容疑者に対する拘束前被疑者審問(令状実質審査)は来る9日午前10時30分よりソウル地裁で開かれる予定だ。

 これを前に、ソン容疑者の父親はことし5月、犯罪収益の隠匿規制法違反などの容疑で息子を告発。本人の同意なしに仮想通貨口座を開設し、犯罪の収益金を取引き、隠匿したと告発した。告発状では、祖母の病院費用を犯罪収益で支給し、祖母の名誉を棄損した罪も指摘された。

 しかし、一部では父親が告発した目的は、息子(ソン・ジョンウ容疑者)が米国ではなく国内(韓国)で処罰を受けられるようにしたのではないかと指摘されている。「性犯罪処罰を受けるとすれば、米国より韓国がより軽い刑になる可能性」が高いためだ。

 警察庁は、2018年3月に米司法機関と協力し「W2V」有料会員およそ4000人から7000回にわたり約4億ウォン(約3600万円)相当の仮想通貨を受け取り、児童わいせつ物を提供した容疑でソン容疑者を拘束し送致した。

 ソン容疑者は「児童・青少年の性保護に関する法律」と「情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律」違反容疑で、1審で執行猶予を、2審で懲役1年6か月の実刑が言い渡された。4月、刑期が満了となったソン容疑者について米国連邦大陪審は自国に身柄を送るよう要請したが、韓国の裁判所は7月「犯罪人を請求国(米国)に送らない」と決定。ソン容疑者は即刻釈放となり、以降ソウル所在の親戚宅に住み、父親が告発した犯罪収益の隠匿規制法違反容疑と関連し捜査を受けた。この調査でソン容疑者は容疑を大筋で認めていると伝えられた。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 4