国会で開かれた国情院の国政監査(国会写真記者団)=3日、ソウル(聯合ニュース)
国会で開かれた国情院の国政監査(国会写真記者団)=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は3日、国会情報委員会による国政監査で、北朝鮮の新型コロナウイルス対策について、国境を封鎖し、中国との国境地帯の一部に地雷を埋設したと報告した。最大野党「国民の力」の河泰慶(ハ・テギョン)国会議員が記者会見を開いて伝えた。 国情院によると、北朝鮮は2月27日の朝鮮労働党政治部の会議文書に、コロナが流入する場合、30万人が死ぬか50万人が死ぬか分からないとした上で、「コロナ(防疫)手段がゼロ」と明らかにした。 国情院は北朝鮮が物的・技術的に新型コロナウイルスに対応できる手段がないため、北朝鮮に「コロナのトラウマ」のようなものがあると説明。防疫に関する法には新型コロナウイルスに対応できなかった幹部は死刑宣告も可能になるよう定められていると報告した。 また、新型コロナウイルスを拡大させる可能性があるとして、韓国を含む外部から物資を受け取っておらず、8月に物資を持ち込んだ多数の税関職員が処罰を受けたという。
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