ソウルのLGグループ本社(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウルのLGグループ本社(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のLG電子が30日発表した7~9月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は9590億ウォン(約880億円)で前年同期比22.7%増加した。売上高は同7.8%増の16兆9196億ウォンだった。いずれも7~9月期としては過去最高を更新した。売上高は四半期ベースで過去最高だった2017年10~12月期以来の高水準となった。新型コロナウイルスのペントアップ需要(抑制されていた需要)や外出せず家にとどまる人が増えたことなどを追い風にテレビや生活家電製品が好調だった。 生活家電を手掛けるホーム・アプライアンス&エア・ソリューション(H&A)事業本部の7~9月期の売上高は6兆1558億ウォン、営業利益は6715億ウォンに達した。ホームクリーニング機「スタイラー」や洗濯乾燥機、食器洗浄機などの販売が好調だった。1~9月の累計営業利益は2兆ウォンを突破した。これまでは通年の営業利益も2兆ウォンを下回っていた。営業利益率は1~3月期から3四半期連続で10%を超えた。 テレビ事業を担うホーム・エンターテインメント(HE)事業本部も有機EL(OLED)、ナノセル(高精細液晶)などプレミアムテレビの販売が好調となり、3266億ウォンの営業利益を計上した。 業績を押し下げているスマートフォン事業担当のモバイル・コミュニケーションズ(MC)事業本部と自動車電装事業のビークル・コンポーネンツ(VC)事業本部は赤字幅が大きく縮小した。
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