北朝鮮語、「鉄の音を鳴らす後備」とはどんな人なのか(画像提供:wowkorea)
北朝鮮語、「鉄の音を鳴らす後備」とはどんな人なのか(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が望む人材はそのような人か。 最近の「80日戦闘」の雰囲気の中、官営メディアに登場する北朝鮮の言葉から北朝鮮が望む人材像を推測する。

「党細胞が鉄の音を出してこそ、全党が鋼鉄のような戦闘隊になる」

労働新聞は21日、1面に「80日戦闘、その先に党員の位置がある」という記事を掲載した。「80日戦闘」の高い成果のためには、党でまず鉄の音を出さなければならないと強調する。

朝鮮語大辞典によると「鉄の音がする」は「しっかりしている」という意味で、北朝鮮では「あの大学生は鉄の音がする青年だ」という風に誰かを褒めるときによく使う言葉だ。

一方、韓国の「鉄の音」は良い待遇を受けていない。 歌を歌っている途中、音程がずれたり、風邪を引いて声がかれた場合、「鉄の音がする」と表現する。

そのため北朝鮮で誰かに「鉄の音がする」という言葉は誉められるが、韓国では失礼になる可能性が高い。

代わりに、韓国語には「カチッと音がする」という表現がある。 「あることに徹底的かつ確実に行動する姿」を表す言葉で、北朝鮮の「鉄の音がする」と用途が似ている。

また、労働新聞は「忠誠と愛国の汗を捧げ、人民の住処を立派に切り盛りする」という記事で水害復旧に乗り出した建設者を激励する。 最近の新聞は国家重要事業について「角を打つ」という表現を好んで使っている。

朝鮮語大辞典は「角を打つ」には「特別に力を傾ける」という意味で説明する。 重要事業についての別途の集中が必要な時、その表現がしばしば登場する。ある分野の隅々まで浸透するという意味に解釈することができそうだ。

24日付の新聞では、80日の戦闘の先頭に立った青年に対し、党の「後備隊」と称えた。 北朝鮮官営メディアは自国の青年について言及する時は「党の後備隊」または「わが革命の後備隊」という表現をよく使う。

「後備」とは「将来自立して活動できるよう準備する人」を意味する。 青年世代を「党の後備」と称えて期待を表わすと同時に、党のための犠牲を青年の義務として掲げる姿だ。

「80日戦闘」に出た北朝鮮が望む人は、韓国と大差なさそうだ。 仕事ができ、集中でき、犠牲になる準備ができた人を探すために、北朝鮮は連日この表現を強調している。

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