韓国の坡州から見える北朝鮮の様子(画像提供:wowkorea)
韓国の坡州から見える北朝鮮の様子(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の対外宣伝メディア“わが民族同士”は今日(30日)、「朝鮮戦争は、米国と韓国による“南侵”で勃発したものだ」と主張した。習近平 中国国家主席の発言が発端となった歴史歪曲論争を、中国側から突き出した模様である。

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このメディアは「南朝鮮(韓国)の統一部(省)、外交部(外務省に相当)、国防部(防衛省に相当)のトップたちは『朝鮮戦争は“北による南侵”により発生した戦争だ』として『これは否定できない歴史的事実だ』という、とんでもない妄言を次々と吐いている」とし「ここに保守勢力たちも加勢して、真実の歪曲に熱を上げている」と非難した。

つづけて「朝鮮戦争は、米国帝国主義とイ・スンマン(李承晩・初代韓国大統領)が起こした侵略戦争だということは、誰も否定できない厳然とした歴史の真実だ」と強弁した。

去る23日 習主席は、中国の朝鮮戦争参戦を「“抗米援朝(米国に立ち向かい北朝鮮を助けるの意)”戦争」だと表現し、「米国と韓国が北朝鮮を侵略しようとしたことで勃発した」と発言している。

一方 ハリー・ハリス駐韓米国大使は29日、韓国ソウルのロッテホテルで開かれた「コリアタイムズ創刊70周年」のイベントに参席し、朝鮮戦争に関して「韓国と米国は、北朝鮮による侵略に立ち向かい、共に戦った」と語った。

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