韓国インフルワクチン接種率、例年水準に近づく…ワクチンと死亡に因果関係なし(画像提供:wowkorea)
韓国インフルワクチン接種率、例年水準に近づく…ワクチンと死亡に因果関係なし(画像提供:wowkorea)
インフルエンザワクチンの接種後に死亡する事例が増加し、過去10年間の申告数で今年は最多の72人を記録したが、インフルエンザワクチン国家接種事業の接種率は例年の水準に達するものと予想される。ワクチンと死亡の直接的な因果関係がないことが明らかになり、不安が一部解消された様子だ。

子どもと妊婦の接種率は昨年の接種率に迫る水準で、満70歳以上の接種率は開始から10日で72%に達した。26日から開始した62~69歳の接種も増加を続けている。

30日疾病管理庁によると、予防接種統合管理システムに入力された予防接種対象者の接種率は、有料と無料を合わせ58.1%だった。接種対象者の生後6か月~満18歳の小児・青少年、妊婦、満62歳以上の1898万3081人のうち、1102万9736人がインフルエンザワクチンを接種したことになる。

疾病管理庁ワクチン需給課のシン・ヘギョン課長は、「11月まで接種が続けば、ある程度目標値に近づくだろう」とし、「例年とは異なり、開始初日と2日目に集中するというよりは、分散して接種する傾向がある」と話している。

こうしたインフルエンザワクチン接種率の上昇は、死亡者の発生に対する漠然とした不安よりもワクチンの接種による予防効果に対する期待のほうが大きいためだと分析される。特に、29日0時現在でインフルエンザワクチン接種後に死亡した事例は72件に達するが、調査中の1件を除いたすべてにおいて予防接種と死亡との因果関係はないとされている。

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