韓国　けさのニュース（１０月２８日）

◇コロナ感染拡大　療養施設に続き保育園・ゴルフ場でも　　韓国の新型コロナウイルスの１日当たりの新規感染者数は２７日に再び２桁台に減少したが、各地で新たなクラスター（感染者集団）の発生が相次ぎ、不安な局面が続いている。首都圏の療養型病院、療養施設、リハビリ病院などで感染規模が連日拡大する中、保育園、ゴルフ場、消防署の安全センターなど予想外の場所でも新たな集団感染が発生している。防疫当局は３１日のハロウィーンを前に、５月初めのようなクラブからの集団感染が再び起こるのではないかと懸念している。◇大統領補佐官　反中演習参加なら「中国は韓国を敵と見なす」　文正仁（ムン・ジョンイン）大統領統一外交安保特別補佐官は２７日、韓国が米国の反中軍事演習に参加する場合、中国は韓国を敵と見なすだろうとの見解を示した。米高官らが、米国がインド・太平洋地域で中国をけん制するため推進する日本、インド、オーストラリアとの多国間安保協力体制に韓国を加える「クアッド・プラス」構想について言及したことに関連し、韓国の参加に否定的な立場を示したものと受け止められる。◇ＬＧ化学のバッテリー事業分社化　大株主の反対で先行き不透明に　ＬＧ化学が３０日に開く臨時株主総会での承認を目指すバッテリー（電池）事業の分社化案について、同社の大株主の国民年金公団が反対する意向を表明し、先行きが不透明になっている。業界とＬＧ化学は、国民年金の保有株式が１０．２０%と高くないため、保有割合の高い外国人投資家が反対しなければ分社化が否決される可能性は高くないとみている。同社がバッテリー事業を分社化するためには、株主総会に出席した株主の３分の２以上、株主全体の３分の１以上が賛成しなければならない。