WTO事務局長選で最終候補に残った兪明希氏(左)とオコンジョイウェアラ氏(資料写真)=(AFP=聯合ニュース)
WTO事務局長選で最終候補に残った兪明希氏(左)とオコンジョイウェアラ氏(資料写真)=(AFP=聯合ニュース)
◇WTO事務局長選 韓国の形勢不利もあきらめず  世界貿易機関(WTO)事務局長選を巡り、欧州連合(EU)に加盟する27カ国がナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相の支持を決めたことで、韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は苦戦を強いられる見通しだ。ただ、WTO事務局長選は加盟国による全会一致を必要とするため、政府は勝負はまだついていないとみている。オコンジョイウェアラ氏の就任に強く反対する国があれば、加盟国の世論が兪氏支持に傾く可能性もある。米国と中国がどちらを支持するかも大きな影響を与えるとされる。◇7~9月期の成長率1.9% 3期ぶりプラスに 韓国銀行(中央銀行)が27日発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は輸出回復などに後押しされ前期比1.9%増加した。新型コロナウイルス感染症の打撃を受け、1~3月期(1.3%減)と4~6月期(3.2%減)は2四半期連続でマイナスだった。特に4~6月期はリーマン・ショック直後の2008年10~12月期(3.3%減)以来の低水準。こうした前期の反動も大きく、7~9月期はプラスに転じた。これを弾みに下半期の景気回復を期待する声も上がっている。◇サムスン会長 28日に告別式 25日に死去した韓国・サムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長の告別式が28日に執り行われる。財界関係者によると、同日朝に遺族で告別式を行い、出棺後、埋葬地に向かう見通しだ。サムスン側は27日、「告別式などの手順は遺族の意向に従って行われるだろう。家族葬のため、簡素に執り行うようだ」と述べた。具体的な日程は明かしていない。◇新型コロナ感染者88人 2日ぶり2桁台に 中央防疫対策本部は、27日午前0時現在の韓国国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から88人増え、累計2万6043人になったと発表した。市中感染が72人、海外からの入国者の感染が16人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(119人)に3日ぶりに100人超となったが、この日は前日より31人少なく、再び100人を下回った。◇保健相 インフル予防接種「専門家信じて受けて」 中央災難(災害)安全対策本部の朴凌厚(パク・ヌンフ)第1次長(保健福祉部長官)は同本部の会議で、国内でインフルエンザの予防接種後の死亡が相次いでいることを巡って国民の懸念が高まっていることに関し、「専門家の判断を信じて予防接種を受けてほしい」と述べ、会議後に自らも予防接種を受けた。朴氏は「過度な恐怖と誤った情報は、新型コロナウイルスの防疫過程でもそうだったように、むしろわれわれの安全を阻害する可能性がある」と述べた。◇経済副首相の解任求める国民請願 20万人超 株式の譲渡益課税の基準を10億ウォン(約9300万円)相当から3億ウォン相当へと引き下げる政策は不当だとして、青瓦台(大統領府)のホームページに10月5日に投稿された洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官の解任を求める国民請願の賛同者が20万人を超えた。国民請願では、30日以内に20万人以上が賛同した案件について青瓦台などが正式に回答することになっている。請願の投稿者は、個人投資家が株式市場に参加したことで総合株価指数(KOSPI)は高値を維持しているが、基準が引き下げられれば機関・外国人投資家のみが利益を得るほか、不動産市場に資金が流入するなどの悪影響もあると訴えた。
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