国政監査に出席した康長官=26日、ソウル(聯合ニュース)
国政監査に出席した康長官=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は26日、国家外交統一委員会による国際監査で、中国の習近平国家主席が先ごろ朝鮮戦争を米国による帝国主義的侵略と規定したことについて「北の韓国侵略は否定できない歴史的事実だ」と述べた。

 政府が中国の歴史歪曲(わいきょく)にきちんと対応していないとの指摘に対し「中国に対しわれわれの立場を明確に伝え、必要な措置を取っている」と答えた。

 康氏は、朝鮮戦争は北朝鮮の韓国侵略で勃発し、過去に国連安全保障理事会の決議にも明示されているとし「否定できない歴史的事実であるため、国際社会もこの問題をよく承知しているだろう」と述べた。

 また、習氏の訪韓について、新型コロナウイルスを巡る状況が安定した後に迅速に進めるとの認識の下、持続的に協議しているとした上で「年内に可能だと予断するのは難しい状況だ」と説明した。

 韓中日首脳会談については「議長国として年内開催が望ましいとの立場で中国、日本と意思疎通を図っているがまだ開催日が決まる状況ではない」と明らかにした。

 韓日関係については「あまりにも立場の隔たりが大きいが(日本の)新内閣発足により対話を通じて解決するという意思は強まったようだ。予断はできないが、対話を通じて互いに受け入れ可能な方策を作り出すために持続的に努力している」と述べた。


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