「機関売り予告」にビッグヒット4000億以上買い入れた個人投資家パニック(画像提供:wowkorea)
「機関売り予告」にビッグヒット4000億以上買い入れた個人投資家パニック(画像提供:wowkorea)
ビッグヒットエンターテインメントの株価が上場後3日連続で下落し、18万ウォン台まで下がった。上場直後、「タサン」( 公募価の2倍で始め値が形成された後、ストップ高に直行)価格である35万1000ウォンから46%急落した水準である。機関と外国人が株式を大量に売った影響だ。この間に個人投資家は4000億ウォン以上購入した。第2次売出が一か月以内に再び行われる予定であり、個人投資家の不安が高まっている。

19日、金融監督院の電子公示システムによると、公募を通じて機関投資家に配分されたビッグヒットの株式数は、全体の公募量(713万株)の60.06%である428万2309株だ。

機関の義務保有確約を期間別にみると、△未確約92万6151株(機関割り当て量のうち21.63%)△15日確約20万5463株(4.80%)△1か月確約132万2416株(30.88%)△3か月確約76万5179株(17.87%)△6か月確約106万3100株(24.83%)である。今後一か月の義務保有期間が終わって市場に放出される株式量は計約152万7000株に達する。これは機関が保有している株式の35.67%の水準である。

現在流通可能なビッグヒットの株式は約670万株である。あと一か月の間に670万株の20%を超える株式が市場に新たに放出されるということだ。

機関が義務保有していた株式が市場に出回れば、株価下落は避けられない。新規公開株(IPO)に選ばれたSKバイオファームとカカオゲームズも最近機関の義務保有期間が終了したことで急落している。

第2次売出が予告されたことにより、機関と外国人が売り払った株式を買い取った形となった個人投資家の不安は高まっている。個人は19日までの3取引日の間に、外国人と機関がそれぞれ870億ウォン、212億ウォン分を売り払う中、4100億ウォン以上の株式を買い入れた。

ビッグヒット株式銘柄についての掲示板には、ビッグヒットの第2次売出への心配と株式払い戻しなどを求める声が上がっている。ある投資家は「(機関の)義務保有確約期間がいつまでなのか」「息子の授業料を稼いでみようと10株だけ買ったがどうしよう」「株式の払い戻しはどうしたらいいのか」「アーミー(BTSファン)が1株ずつ買う運動をしよう」などの書き込みが数百件アップされている。

ただし、一部では、ビッグヒットの株価は証券会社の平均目標株価比で約30%ほど下落した状態であり、回復余力があるという分析も出ている。現在までに、証券会社が提示したビッグヒットの目標株価平均は25万8857ウォンだ。

目標株価38万ウォンを維持しているハナ金融投資のイ・ギフン研究員は、「ビッグヒットの実績があまりにも過小推定され(現在の株価が)高く見えるので、株価が低迷していると考えている」と説明した。また「2020年、2021年のビッグヒット予想売上高は8660億ウォン、1兆5500億ウォンで、下半期の基準コンセンサス比44%(2020年)、52%(2021年)高い」とし「推定値を下方しようと努力したが、誤差の範囲を考慮しても下半期の売上高基準1000億ウォン以上、来年基準
では2000億ウォン以上の差が出る」と分析した。
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