‘紅葉狩り旅行’コロナ再拡散の引き金になるか…各地の山は多くの登山客でにぎわう=韓国(画像提供:wowkorea)
‘紅葉狩り旅行’コロナ再拡散の引き金になるか…各地の山は多くの登山客でにぎわう=韓国(画像提供:wowkorea)
‘紅葉狩り旅行’がコロナを全方位的に伝播させる新たな感染の輪になるという懸念の声が出ている。

韓国政府のコロナ防疫指針であるソーシャルディスタンスが1段階に緩和された後、初めての週末・休日を迎え、本格的な紅葉シーズンに入った17~18日、全国の有名な山は登山客でにぎわう上、登山の特性上、個人防疫守則を徹底するには限界があるからだ。

ソラクサン(雪嶽山)の紅葉のピークと予測された18日(午後1時基準)は、登山客2万2400人が訪れ、早朝から進入路では混雑が起きた。前日の17日、雪岳山を訪れた登山客は2万4500人と集計された。この日、オデサン(五台山)にも1万2000人以上の登山客が訪れた。チョンゲサン(清渓山)やプッカンサン(北漢山)など、首都圏の登山路にも多くの登山客がやってきた。

防疫当局がこの日から国立公園への大型バスの立ち入りを禁止し、団体での探訪も制限する、いわゆる‘紅葉防疫’に乗り出したが、大挙して来る行楽客を食い止めることはできなかった。

さらに、登山客が個人防疫守則を順守しようにも登山路が狭かったり、階段や欄干のある区間ではしばらく待つことになり、2m以上の間隔維持はできなかった。また、険しい傾斜を登ると息が切れるため、マスクをあごまで下げたり、完全に外したりする姿もたびたび目撃された。

この日、釜山のクムジョンサン(金井山)を訪れた登山客のAさんは、「山を登っていると息が切れるが、マスクまでつけているととても息苦しい」と語った。

金井山の登山路では、固まって座り、水を飲んだり、持ってきた間食を一緒に食べたりする場面も目についた。これを見た登山客のBさんは「いくら野外と言っても、お互いに気を付けなければならない時期にはマスクを着用することが必須事項」とし「登山しながらマスクを着用しない人が多いようだが、正直不安だ」と語った。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 83