河村氏との会談のため、会場に向かう李氏(中央)=18日、ソウル(聯合ニュース)
河村氏との会談のため、会場に向かう李氏(中央)=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「共に民主党」代表の李洛淵(イ・ナギョン)前首相は18日、超党派でつくる日韓議員連盟の河村建夫幹事長(自民党)と非公開で会談し、両国関係の改善策について議論した。 李氏は会談後、記者団に「韓日の懸案について当局が積極的に協議し、お互いに知恵を出し合うことで一致した」と明らかにした。 菅義偉首相が靖国神社の秋季例大祭に合わせ真榊(まさかき)と呼ばれる供物を奉納したことに関しては遺憾を表明したという。 李氏によると、河村氏は韓国と中国の批判は認識しているとして、「慣例」だと説明。「両国の批判は受け入れる」と述べたと伝えた。 また李氏は河村氏に、世界貿易機関(WTO)事務局長選で最終の2人に残った産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長への支持を要請したという。 李氏は代表的な知日派政治家として知られる。首相在任中の昨年10月、「即位礼正殿の儀」に韓国政府代表として出席し、当時の安倍晋三首相と会談するなど、両国関係の改善に携わっている。 会談には韓日議員連盟の金振杓(キム・ジンピョ)会長らが同席した。 河村氏は17~19日の日程で韓国を訪問している。
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