李在明氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李在明氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】韓国次期大統領候補の李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事(与党「共に民主党」所属)は14日、ドイツ・ベルリンのミッテ区に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の撤去を地元当局が求めている問題で、ベルリン市長とミッテ区長に撤去要求の撤回を求める書簡を送った。 李氏はフェイスブックに掲載した書簡で、「ベルリン市が最近、韓国とドイツの両国市民の努力により設置された少女像を撤去する方針を明らかにしたことに対し、韓国京畿道を代表する京畿道知事として懸念を表わす」とし、「もし少女像が撤去されれば、戦争犯罪と性暴力の野蛮な歴史を教訓として残し、恒久的な平和を定着させようと願う韓国人や世界の良心的な市民を失望させるだろう」とつづった。 また慰安婦被害者の名誉と人権を回復するために作られた少女像は、ベルリン市の審査を経て公共の場に設置されたものであり、日本の外交圧力によって許可が撤回されるのは、ドイツと長きにわたり親善友好関係を結んできた韓国人に大きな傷跡を残しかねないと指摘した。 李氏は「多くの韓国人から尊敬され、愛されているブラント元独首相は責任を忘れないことこそ誤った歴史を繰り返さない道であることを示してくれた」とし、「回復されていない被害者の人権と少女像の歴史的な重さを熟考し、当局の撤去の立場を公式に撤回することを要請する」と強調した。  ベルリン市ミッテ区は少女像の設置許可を取り消し、像の設置を主導した韓国系市民団体「コリア協議会」に対し14日までに撤去するよう求めたが、団体が取り消し決定の効力停止を求める仮処分を裁判所に申請したことを受け、像の撤去はいったん見送られた。 李氏は次期大統領選挙(2022年)への出馬が予想される人物の支持率調査で、「共に民主党」代表の李洛淵(イ・ナギョン)前首相氏と並んでトップに立っている。
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