このような事実を知らず、後から知らせを聞いた入居者は、サムソン火災側の無責任な態度に集団反発した。
当初サムソン火災側は13日午後7時に、被災者が滞在しているホテルにて説明会を開き、入居者に現在まで把握されている被害規模などを伝えることとしていたが、入居者へ予告なしにこの日午後キャンセルした。
これに対してサムソン火災側は「本日損害査定説明会があったことを私たちは知らなった。担当者ではないのでわかりかねる。担当者は一日中会議だ」と回答を避けた。
蔚山市関係者によると、現場に派遣された損害査定人は、サムソン側が契約した別の損害査定法人所属だった。
入居者の話によると、損害査定人はこの日午後12時頃突然、説明会が開かれる予定だったホテルの災害支援センターを訪れてきた。
その場で損害査定人は、新型コロナウイルス感染防止である、社会的距離4m以上を確保できないところで説明会を開催することができないと判断、無期限延期の旨を明らかにし、その場を去った。
損害査定人の訪問時、現場には10人前後の入居者しかおらず、他の入居者は訪問自体を知らなかった。
ビルの6階に居住する被害住民は「代表者を呼ぶなりしなくてはならないのに、事前連絡もなしに突然やってきて新型コロナウイルスのために開催できないと伝えていくだけというのはいかがなものか。このような無責任な態度があまりにもおかしい。」とし、「こうした不誠実な態度は説明ができない状況なのだ」と批判した。
また、他の入居者の一人の女性は、「一日で変貌してしまったこの状況で、事故の規模や保証など気になることが多々あるのに、サムソン火災側がこのように対処することが腹ただしい」と声を高めた。
説明会を待っていた被害住民はサムソン火災側に強い不満を吐露しているが、サムソン火災側は現在まで明確な立場を明らかにしていない。
市から現場に派遣された、イム・ビョンハク法務担当者は「サムソン火災側が本日被災者を対象に説明会を開催するということも朝知った」とし、「行政府も直接現場に来て、補償に関連した説明会を早急に開催するように頼んでいた状態だったが、正確な契約内容を知ることができない状況で、サムソン火災側の協力がうまくとれていないのでもどかしい」と吐露した。
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