米専門家「北朝鮮の新型ICBM核弾頭4つ搭載可能」(画像提供:wowkorea)
米専門家「北朝鮮の新型ICBM核弾頭4つ搭載可能」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が去る10日に公開した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)に最大4つの核弾頭を装備できるとみられるとの専門家の分析が出てきた。

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 米国カーネギー国際平和基金のアンキット・パンダ氏は12日(現地時間)北朝鮮専門メディアNKニュース主催ウェブセミナーで「北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)政権がミサイルと発射台を多く作るよりは、ミサイル1つに弾頭を複数搭載するのが効率的であることを旧ソ連の事例を通じて学んだようだ」と述べた。

 北朝鮮は10日に開かれた朝鮮労働党創建75周年記念閲兵式で、11軸22輪(車輪22個)の移動式発射台(TEL)に搭載された新型ICBMをはじめとする多数の新型兵器を披露した。

 特に北朝鮮が今回公開した新型ICBMは、既存の「火星15型」より長さが2~3メートルほど長く直径も大きいため、各国の兵器専門家からは「世界最大級の移動式ICBM」という分析が出ている。

 北朝鮮はまだこの新型ICBMの発射実験を行っていないため、その性能を断定することはできないが、「北朝鮮が米本土を直接攻撃できる多弾頭核ミサイルの開発にかなりの進展があったとみられる」というのが専門家の判断だ。

 これに関して、アンキット・パンダ氏は米国防総省の資料を引用し「北朝鮮の核攻撃が米国の防空網をくぐり抜けるには、少なくとも11基の単弾頭型ミサイルが必要だ」とし、「したがって、搭載可能な弾頭数が増えれば、米国の迎撃体系を制圧する機会が大きくなる」と述べた。

 彼は「北朝鮮がICBM実戦配備に必要な核弾頭の大気圏再進入技術を完成したかどうかは不明だ」という観測に対しても、「ミサイルに弾頭をいくつか積めば、そのうちの1つがターゲットの打撃に成功する可能性もまた大きくなる」と付け加えた。

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