米国の専門家たちは「北朝鮮が以前の戦術に復帰した」と分析している(画像提供:wowkorea)
米国の専門家たちは「北朝鮮が以前の戦術に復帰した」と分析している(画像提供:wowkorea)
米国の専門家たちは、北朝鮮が去る10日、労働党創建75周年の閲兵式で新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を公開したことについて、キム・ジョンウン(金正恩)政権が非核化協議から3年ぶりに「以前の戦術に復帰した」と、分析している。

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脅威的な兵器を公開し、米国からより多くのものを得ようとする戦略だということである。

米国のウォールストリートジャーナル(WSJ)は11日(現地時間)、複数の専門家たちの意見を引用し「独裁者(キム国務委員長)は、米国との協議のテーブルで交渉価値を上げるために、兵器開発に目を向けている」と伝えた。

軍事分析家である米国科学者連盟(FAS)の研究員は「今回の閲兵式は、キム委員長が危機的状況の中で使うことのできる多様な選択肢を表した」とし「この兵器は、父であるキム・ジョンイル(金正日)のものではない」と語った。

実際 今回公開された新型ICBMは、米国本土への打撃の可能性を立証した「火星15型」の後続ミサイルとして、3倍以上の核弾頭を運搬できるものである。

北朝鮮はここ何年間か 「武力誇示」を避けてきた。それはドナルド・トランプ米国大統領との関係を維持するためであった。北朝鮮はここ3年間 核実験をしたり、ICBMを発射せず「新たな道」を宣言し、今年に入っても大規模な発射をすることはなかった。

WSJは しかし11月3日の米大統領選を前に、経済危機、洪水被害、新型コロナウイルス感染症という「3重苦」に直面した金正恩政権が、兵器公開を通じて挑発を予告する方案を選んだと分析した。

新型ICBMの公開は、米国との非核化協議は依然として膠着状態に陥り、次期大統領にボールが渡っている状況で、制裁緩和が切実な北朝鮮ができる、最善の選択であったというのが、WSJの説明である。

北朝鮮専門家であるイ・ソンユン 米タフツ大学教授は「北朝鮮は、近いうちに新型ICBMの試験発射をするだろう」と予想した。

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