亡命報じられた駐伊北朝鮮大使代理、娘残し韓国に…「集中報道は自制願う」と要請=テ・ヨンホ元北朝鮮外交官(画像提供:wowkorea)
亡命報じられた駐伊北朝鮮大使代理、娘残し韓国に…「集中報道は自制願う」と要請=テ・ヨンホ元北朝鮮外交官(画像提供:wowkorea)
過去、韓国に亡命した元北朝鮮外交官で「国民の力」議員のテ・ヨンホ(太永浩)氏は7日、チョ・ソンギル前駐イタリア北朝鮮大使代理が韓国に亡命したことが報じられたことと関連し、「チョ氏が万一、韓国に来ているとしたら、(チョ氏の)娘を北朝鮮に残してきた父親の気持ちを思い、韓国メディアはチョ氏を集中報道することは自制してほしい」と訴えた。

 また、テ議員はチョ氏に関する質疑は「受けない」と明かした。

 元北朝鮮外交官のテ議員はこの日、立場文を発表し「まず、私はチョ・ソンギル元北朝鮮大使代理の所在と情報について、全く存じ上げないことをお伝えする」と明かした。

 続けて「私が北朝鮮外務省の欧州国副局長だった時代、チョ氏は同じ局5課・イタリア担当として所属していた」とし、「私は彼と20年代の友人」と紹介した。

 その上で「北朝鮮は脱北した外交官がどこにいるのかによって、北朝鮮に残してきた家族に対する待遇や処罰レベルが違う」とし、「脱北外交官が北朝鮮大使館から脱出し、駐在していた現地国家で静かに暮らしていた場合、北朝鮮はその人物を逃走者、離脱者に分類する。しかし、韓国に亡命した場合には裏切り者と規定する」と説明。

 また「逃走者、離脱者に分類された脱北者の外交官について、北朝鮮に残された家族に加える不利益の中で最も厳しいものは地方への追放。政治犯収容所に送るなどの極端な処罰はおこなわない。しかし、裏切り者となった亡命者の家族には、どんな処罰が下されるか誰もわからない」と懸念した。

 北朝鮮に残された家族への処罰レベルについて説明したテ議員は「韓国にいる元北朝鮮外交官らは、北に残した子どもや親族の安否を思い、静かに暮らすことを願っている。よって、韓国政府も人道的な観点から身元を明かしていない」と伝えた。

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