北朝鮮・中国・ロシア「新型コロナ対応には国際協力が必要」…米国は制裁解除を

北朝鮮・中国・ロシアなどが米国をはじめとした欧米諸国らに向け、一方的な制裁の中断を要求した。

米国などの制裁のために新型コロナウイルス対応に困難が生じているという理由からだ。

AFP通信によると、国連駐在の張軍中国大使は5日（現地時間）、人権と人道主義懸案を扱う国連総会第3委員会に提出した声明を通じ、「新型コロナウイルス対応とその回復には国際的連帯と協力が要求される」とし、「しかしわれわれは国連憲章と国際法の目的及び原則に違背する一方的な強圧措置が行われることを目のあたりにしてきた」と主張した。

張大使は、「国際社会のすべての構成員が新型コロナウイルスに対し完全で効果的、効率的な対応ができるよう保障するには、一方的な強圧措置の完全で即刻的な解除が必要だ」と強調した。

また、「米国の人権侵害と体系的な人種差別、そして経済制裁の付加が各国の発展を妨害している」と非難した。

中国が主導した今回の声明には現在、米国と欧州連合（EU）国家の制裁対象として指定されている北朝鮮、ロシア、イランなど20か国余りの国の国連代表部大使が共に署名した。