海洋警察はこの日の午前、中間捜査発表を通じて、漁業指導船の現場捜査と、国防部(防衛省に相当)へ訪問しての確認などを通して、この公務員が“越北”したものと判断していると語った。
海洋警察はこの間 漁業指導船の現場捜査、CCTV(監視カメラ)の録画映像の分析、この公務員の周辺および金融関係調査、この公務員の移動に関する漂流予測分析、国防部への訪問などを通して、この公務員の動きを追跡してきた。
この公務員が自らの意思で越北したという情況は、海洋警察が「国防部への訪問」を通して確認した事実である。この公務員が北朝鮮側に越北の意思を表現していたということである。
この公務員が行方不明となった海域の漂流予測分析では、この公務員が単純に漂流した場合、最終的に発見された北朝鮮の地点とはかなりの差のある海上で漂流していただろうという結果が出ている。
韓国国立海洋調査院など韓国内4か所の機関が分析した結果によると、この公務員が行方不明となった去る21日の夕方では、潮流などがソヨンピョンド(小延坪島)を中心に反時計回りで南西方向に漂流するものと表れた。
海洋警察はこれを基に、人為的な行為なしに この公務員が実際に発見された地点まで漂流するのには限界があるとみている。
海洋警察は「このような状況を総合的に考慮すると、この公務員が自ら越北したものと判断する」とし「周辺などに対する追加調査、国防部の追加協力を受けながら、捜査を引き続き進めていく」と語った。
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