新型コロナウイルスの検査を待つ人々(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの検査を待つ人々(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は24日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から125人増え、計2万3341人になったと発表した。市中感染が110人、海外からの入国者の感染が15人だった。

 今月に入って感染拡大の勢いはやや収まり、1日当たりの新規感染者数は20日から22日まで3日続けて2桁台を維持していたが、23日(110人)に続き2日連続で再び3桁台となった。人の移動が多い秋夕(中秋節)の連休(9月30日~10月4日)を控え感染拡大の抑制が緊要となっている中での感染者増加傾向に、防疫当局は緊張を強めている。  

 新たに確認された市中感染者110人を地域別にみると、京畿道が43人、ソウル市が39人、仁川市が10人と、首都圏が92人を占めた。首都圏以外では釜山市が7人、江原道と慶尚北道がそれぞれ2人、大邱市、大田市、忠清北道、忠清南道、全羅北道、慶尚南道、済州道がそれぞれ1人。

 主な感染事例をみると、ソウル市では永登浦区のスーパーマーケット(23日正午までに感染者計6人)と証券会社(同5人)に関連した感染者が新たに確認された。江南区の住宅・商業複合施設に関係した感染者はこれまでに41人確認されている。

 また、ソウル近郊の京畿道高陽市では精神障害者の生活施設で起きた集団感染が広がっている。同市などによると、23日に入居者10人が新たに陽性と判明し、感染者の累計は38人に増えた。

 一方、海外からの入国者で新たに感染が確認された15人のうち、5人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの10人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

 死者は前日から5人増え、計393人。韓国国内の平均致死率は1.68%となっている。23日の検査件数は1万2100件だった。

 中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。


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