トランプ大統領、国連総会で北朝鮮について一度も言及せず…就任後初めて(画像提供:wowkorea)
トランプ大統領、国連総会で北朝鮮について一度も言及せず…就任後初めて(画像提供:wowkorea)
米国のトランプ大統領が22日(現地時間)、国連総会の演説を行ったが、北朝鮮問題については全く言及しなかった。今年まで4回の演説のうち北朝鮮問題に言及しなかったのは今回が初めてだ。

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ロイター通信などによると、トランプ大統領はこの日ニューヨークの国連本部で開かれた第75次国連総会で新型コロナウイルス事態と環境、経済などに関する立場を明らかにしたが、北朝鮮問題に全く触れなかった。

トランプ大統領は、各地での選挙遊説で「私がいなかったら今頃は北朝鮮と戦争をしていただろう」と、自身の北朝鮮核協議を自負してきた。

しかし、この日北朝鮮について言及しなかったのは、米朝非核化協議が長期間膠着状態にあり、トランプ大統領の関心事から外れてしまったという分析が出ている。

トランプ大統領は、米朝間の関係が最悪となった2017年9月には北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長を「ロケットマン」と呼び、北朝鮮に向けて「完全破壊」を警告した。

一方、シンガポール1次米朝首脳会談を契機に雰囲気が一転した。トランプ大統領は米朝会談後に開かれた2018年国連総会の演説では「新たな平和を追及するため北朝鮮と対話している」とし、「金委員長の勇気と行動に感謝する」と述べた。

また、米朝間の非核化実務協議を先に控えた昨年9月の演説では、北朝鮮の経済的潜在力について言及し、これを実現するためには非核化を実行しなければならないと促した。

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