WTO事務局長選挙に出馬した韓国の兪明希 通商交渉本部長は、1次ラウンドを通過した(画像提供:wowkorea)
WTO事務局長選挙に出馬した韓国の兪明希 通商交渉本部長は、1次ラウンドを通過した(画像提供:wowkorea)
世界貿易機構(WTO)事務局長選挙に出馬した韓国産業通商資源省のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長は、1次ラウンドを通過した。これによりユ本部長は、今回の選挙戦の最大の山場である2次ラウンド通過に向けて、総力戦を繰り広げることになり、最大のライバルとなるアフリカの候補者たちとの対決が待っている。

WTO事務局はきのう(18日)、次期事務局長候補者8人のうち、ユ本部長を含めた5人の候補者が1次ラウンドを通過したことを公式発表した。

ユ本部長の1次ラウンド通過は、その投票前から無難であるという予想が支配的であった。しかし 5人から2人へと候補者が絞られる2次ラウンドの通過は容易くない。

特に今回の選挙で「大勢」だと言われているアフリカ出身の候補者2人がいるという点が最も大きな負担である。去る1995年のWTO発足以来、アフリカ大陸からは一人も事務局長を輩出していないという点が、「大きな力」として働く可能性がある。

専門家たちも多くが、アフリカの候補者たちへの「支持の強さ」を予想している。韓国 西江大学 国際大学院のホ・ユン教授は「特に中国側がアフリカを支援していることと、アフリカ候補者への開発途上国たちからの支持の可能性が高いため、(アフリカ候補者の)2人のうち1人は進出する可能性が高いとみられる」と語った。

アフリカ候補者の2人が「女性」であることも、「初の女性事務局長」というタイトル獲得に有利に働く可能性がある。

またホ・ユン教授は「1次ラウンドは“人物”個人の力量と好感度が少なからず影響を与えたが、2次ラウンドでは結局“国家次元”の支持争いとなる可能性が高い」とし「韓国政府の力を総結集して、外交戦を展開しなければならない」と語った。

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