ラーメン調理中の火災で小学児童が重体、過去3度の”虐待疑い”も=韓国(画像提供:wowkorea)
ラーメン調理中の火災で小学児童が重体、過去3度の”虐待疑い”も=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、母親の外出中にラーメンを食べようと調理していた小学生の児童が火災で重体となった。この児童の母親Aさんは過去、虐待の疑いがあるとして児童保護専門機関に3度の申告が入っていたことがわかった。

 16日、警察とインチョン(仁川)市などによると去る2018年9月16日、仁川児童保護専門機関にAさんに関して「B君(10)とC君(8)を放置している」との通報が入ったという。以降、同機関は2019年9月24日と2020年5月12日にも同様の通報を受け、3度目の通報を受けた直後、警察に捜査を要請した。

 また、ことし5月29日には仁川家庭裁判所に母親と子供たちを隔離措置しなければならないとの保護命令を請求していた。

 裁判所は8月27日、保護処分として相談委託判決を下し、Aさんに6か月間、1週間に1度の相談を受けるように命じ、被害が疑われた児童らは12か月間、相談を進めるよう指示した。

 警察は捜査を通じて、Aさんに児童福祉法上身体的虐待および放任容疑があると判断して立件。先月末、起訴相当の意見を付けてAさんを検察に送致した。

 そんな中、火災事故が発生した。

 去る14日午前11時16分ごろ、仁川市のアパートで火災が発生。B君ら兄弟がラーメンを食べようと調理していた際に火災が発生し、驚いた兄弟が消防に通報した。当時、動揺のため正確な位置を伝えることができず、「助けてください」と叫んで電話が切れたという。

 消防局は、電話の位置情報から住所を突き止めて現場に急行。B君ら兄弟はすぐに病院に搬送されたが、火災発生から現在まで意識が戻っていないと伝えられている。

 警察は、2人の兄弟が巻き込まれた火災事故と関連し、Aさんの虐待または児童放置があったかについて調べを進める方針だ。
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