臨床試験を積極的に進めるのは、インドネシア国内の感染状態が深刻だからだ。 インドネシアの感染者数は約25万人で、東南アジア諸国の中でフィリピンの次に多い。
特に、8月末以降の1日の新規感染者は、毎週史上最多を記録している。 インドネシア政府はパンデミックによって490万人が貧困状態に追い込まれるようになり、2億7000万人の生活に負担を与えるものと推定している。
そのためインドネシアの人々は、開発中のワクチンが効果を示し、一日も早い終息を望んでいる。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、「来年1月までにワクチンを承認することを政府の目標とし、国内の研究機関や大学にも、21年半ばまでのワクチン開発を課題として与えた」と述べている。
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