帰省時、高速バスが新型コロナ感染拡大要因となるか?…窓側予約は名前だけ=韓国(画像提供:wowkorea)
帰省時、高速バスが新型コロナ感染拡大要因となるか?…窓側予約は名前だけ=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国政府が新型コロナウイルスの拡散を抑えるためにチュソク(秋夕)連休の帰省列車の窓側座席の販売を強行している中、高速バスが新たな危険要因として浮かび上がってきた。

14日バス会社と国土交通部によると、国土交通部は現在帰省時の高速バスのチケット販売時に通路側の座席を空けておくようにと案内している。高速バスアプリと各窓口では窓側の座席の優先販売を勧奨している。乗客間の座席の間隔が広いほど新型コロナウイルス感染の可能性が低くなるためだ。この他にも各バスの室内防疫と1、2時間ごとにの室内喚起を案内する方針だ。

問題は帰省バスで窓側の座席の販売を強制できないという点だ。国土交通部関係者は「公共企業である韓国鉄道(コレイル)、SRと違い、高速バス会社はすべて民間企業のため、収益と直結する座席販売制限を強制することはできないのが現実」だと述べた。

実際にチュソク(秋夕)連休前に帰省客が集まる今月29日、ソウル~プサン間の路線バスは14日基準で全45席のうち29席が予約された。これらの前売り座席はほとんどの乗客が密集している。同日11席が残る午後7時50分発の高速バスも状況は同じだ。ほとんどの通路側の席まで満席の状況だ。このまま高速バスに乗るなら、高速列車よりも長時間同じ空間を共有するという点で、新型コロナウイルス感染のリスクが高まるしかない。

これに対してバス会社は、車両内の会話や飲食も厳しく制限する方針だが、これも事実上禁止することができないのが実情である。国土交通部の悩みも深まっている。政府関係者は、「今月末に発表するチュソク(秋夕)特別交通対策で効果的な案を考えている」とし「現在としては乗客の協力が最も切実な状況だ」と伝えた。

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