WTO一般理事会のウオーカー議長をはじめ、紛争処理機関(DSB)と貿易政策審査機関(TPRB)の議長計3人が加盟国を対象に各候補に対する支持の度合いを調べる。
選出までは最大2か月間、3回の協議が行われる。1回目の協議では候補8人を5人に絞り込み、2回目ではさらに2人に絞る。最終段階では加盟国の協議で1人を決める。11月初旬には最終決定される見通しだ。
選挙に立候補した韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は2か月間の選挙運動期間中、WTOの機能と多国間貿易体制回復の適任者であることをアピールした。
アフリカ出身者、または女性候補が有力との見方が多い。兪氏は1回目の協議は無難に通過するとみられる。
兪氏はドイツのシンクタンク、ベルテルスマン財団がまとめた報告書で、ケニアのアミナ・モハメド氏、モルドバのトゥドル・ウリヤノブスキ氏とともに有力候補に選ばれた。
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