北朝鮮へ「栄養ビスケット」で食糧支援、人道的支援も継続=韓国(画像提供:wowkorea)
北朝鮮へ「栄養ビスケット」で食糧支援、人道的支援も継続=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国政府は今年8月に国連世界食糧計画(WFP)を通じ、北朝鮮に1000万ドルの食糧を支援することを決定した。 大部分の食糧は「栄養強化ビスケット」の形で支援される見通しだ。このビスケットは来年初めには妊婦や子供が受け取ることになる。

このビスケットは100グラム当たり450キロカロリーという。 また、必須栄養素も多量に含まれており、一袋でご飯一杯を軽く超えるカロリーと栄養分を摂取することができる。

このビスケットは完成品の状態で、北朝鮮に提供されるものではない。 北朝鮮にはWFPが運営する11の工場があるり、ビスケットを作るための材料を北朝鮮側に移動させた後、栄養強化ビスケットを含むシリアルなどを生産する。

韓国政府がWFPに供与することにした金額は、今年1000万ドルだ。 このうち800万ドルが栄養支援事業に使われるが、ビスケットのような栄養強化食品形態で約9000トンが北朝鮮で生産、支援される計画だ。

韓国政府がWFPに1000万ドルを供与したのは、韓国独自の事業ではなく国際事業と見るべきだ。 WFPは、韓国を含む約10ヵ国に、北朝鮮への食糧支援に関する提案書を送り、スイス、カナダ、ノルウェー、スウェーデン、ロシアなどが応じたことを明らかにした。 しかし、これまでの募金額はWFPが3ヵ年事業費用として推算した金額約1億6000万ドルを下回る水準だという。

韓国政府は、人道的分野の対北朝鮮支援を続ける意志を明らかにしている。 WFPではなく、他の国際機関とも協力するという立場だ。 統一部当局者はこれに先立ち「WFP、世界保健機関(WHO)ユニセフなどと食糧、安保、保健などと関連した対北朝鮮支援協議を進め、必要ならば支援していく」と述べた。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 82