マスク姿のソウル市民(資料写真)=(聯合ニュース)
マスク姿のソウル市民(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市は31日、マスク着用義務化に伴う細部指針を発表した。

 首都圏を中心とした新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、同市は24日に市内全域でマスク着用を義務付ける行政命令を出した。室内はもちろん、屋外でも大勢の人と接触する場合や人との距離を2メートル以上確保できない場合はマスクを着用しなければならない。

 マスクをしていても鼻と口がきちんと覆われていなければ「マスク未着用」とみなされ取り締まりの対象となる。▼日常的なプライベート空間にいるとき▼飲食物を摂取するとき▼その他やむを得ない場合――はマスク着用義務化の例外となる。ただし、飲食中の会話の際にはマスクを着用しなければならない。

 また、「その他やむを得ない場合」とは▼マスク着用時に呼吸困難や健康悪化などの恐れがある場合(重病患者、乳幼児、高齢者など)▼保健・衛生活動のためにマスクを外す必要がある場合(検診、治療、投薬、歯磨き、洗顔など)▼円滑な公務遂行に必要な場合(公共機関の身元確認要求時など)▼マスクを外さなければ本業や生計の維持ができない場合(俳優、歌手、管楽器演奏者の公演など)▼場所の特性上、マスク着用が難しい場合(水泳や水中で活動する場合など)――が該当する。

 市は「市民が自ら防疫の主体となって自主的に指針を順守してほしい」と呼び掛けた。


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