閔洪チョル・国防委員長(資料写真)=(聯合ニュース)
閔洪チョル・国防委員長(資料写真)=(聯合ニュース)
◇韓日GSOMIA「今も有効」 国会国防委員長 韓国国会の国防委員長を務める与党「共に民主党」の閔洪チョル(ミン・ホンチョル)議員は25日に出演したラジオ番組で、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、韓国政府が昨年8月23日に終了を通告し、失効直前の同11月22日に終了通告の効力停止を発表した経緯を説明し、「現在としては事実上、有効だ」と述べた。GSOMIA終了が現実になる可能性はほとんどないのかと問われると、閔氏は「事実上、そのように解釈され得るが、問題は日本の態度だ」と答えた。その上で、日本が韓国に対してさらなる規制を加える場合は、韓国政府が終了通告の効力を発動させる可能性もあるとの見方を示した。◇外交部が南北米の対話へ努力 対日では「輸出規制撤回促す」  外交部は、国会外交統一委員会に提出した業務報告資料で、政府の「朝鮮半島平和プロセス」の推進計画について、「南北米間の対話のモメンタム(勢い)を再点火するための積極的な外交努力を強化する」とし、行き詰まっている米朝の非核化交渉再開に備えて米国と戦略の調整を続けると明らかにした。対日関係については、対話を通じた問題解決という共通認識を基に、日本による対韓輸出規制強化の撤回を積極的に促し、強制徴用問題の解決方法を設けるための協議を続ける計画だとした。◇新規コロナ感染者280人 首都圏で感染拡大続く 中央防疫対策本部は、25日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から280人増え、計1万7945人になったと発表した。市中感染が264人、海外からの入国者の感染は16人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(266人)に続いて2日連続で300人を下回ったが、前日に比べると小幅増加し、不安な状況が続いている。市中感染者を地域別に見ると、ソウル市が134人、京畿道が63人、仁川市が15人と首都圏で計212人に達した。◇首都圏の幼稚園・小中高 9月11日まで遠隔授業 首都圏での新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、首都圏の幼稚園と小中高校、特殊学校が26日から9月11日まで登園・登校を取りやめ、対面授業を遠隔授業に切り替える。兪銀恵(ユ・ウンヘ)社会副首相兼教育部長官が、首都圏のソウル市、京畿道、仁川市の教育監(教育庁トップ)との緊急合同会見で発表した。ただ、大学入試を控える高校3年生については対面授業が欠かせないと判断し、遠隔授業の対象外とした。◇文大統領「経済・防疫に政府の非常対応必要」 新型コロナ拡大に 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は25日の閣議の冒頭で、国内で新型コロナウイルス感染が再拡大していることに関し、「防疫と経済の両方で、政府全体での非常対応が必要だ」と述べた。その上で、「コロナの拡大を防ぐための非常防疫体系の稼働とあわせ、雇用安定と経済への被害最小化、国民生活の安定と景気回復のための対策づくりに政府の力を集中させてほしい」と求めた。特に、必要ならば大統領主宰の非常経済会議の開催もあり得るとした。◇強風伴い北上中の台風8号 あす午後に済州島最接近  強い台風8号は東シナ海を北上し、26日午後に南部・済州島に最接近する見通しだ。気象庁は24日の会見で、台風が最も大きな影響を及ぼす26日夜から27日にかけて、済州島と全羅道の西海岸で最大瞬間風速50~60メートル、その他の西部地方と南海岸で同35メートルに達すると予測した。風速40~60メートルは人が歩けないほどの強風で、建物が破損・倒壊する可能性がある。
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